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精神学とは
「精神学」とは、精神を学とする知のフロンティアを探求すること、また、この宇宙には、はじめから終りまでを貫く、光の道すじがあることを学ぶ知の領域です。「精神学」を学ぶうちに、その光の道すじは、人間が神と呼んできたものであることも、自然に理解できるでしょう。
3層から成る「精神世界」とは
「物質世界」と同様に、「精神世界」とは実在する場であると同時に、人間の意識活動の影響を受けて変化する場でもあります。人間が知る以上に、これまで精神世界の構造は何度も大きな変動を経てきました。ここでは現在の精神世界の構造を簡単にお伝えしましょう。
「精神世界」は光の層、中間層、闇の層の3層を成しています。残念ながら地球とその大気圏の中にいるわたしたち人間はどっぷりと闇の層につかっています。下の図でもっとも暗く描かれている層です。その上の中間層も人間の欲望が充満する層で、本質的に闇のエネルギーの領域です。闇のエネルギーの影響を受けず、健全な精神活動を営むには、意識がさらに上の光の層にあることが必要です。
ところがこの光の層に到達するには、人間が自身の浄化と上昇を意識的に行うことが不可欠なのです。人間が、精神世界の構造とそのエネルギーを把握し、その意識と身体から闇を分離し、光の層へと上昇することを希求する存在であるということを、意識化するのです。
光の層へ至ることができない「宗教」というシステム
これまで、人類の歴史には無数の宗教が存在しました。当初、ある人間が持つ叡智を伝えるもの、あるいは叡智を求める道そのものが、その後継者の努力によって発展したものだったとしても、それはやがて人間の持つ闇に汚染され欲望と支配のシステムとして機能しはじめます。それは闇の層を抜けることはできたかもしれませんが、欲望渦巻く中間層のなかでふくらむ泡沫のような存在です。やがて欲望と支配の闇のエネルギーに押しつぶされてしまうのです。
宗教は根源的に、教祖を超えられないというジレンマを抱えています。またその組織は聖職者や先達という人間を上位にしたヒエラルキーを形成して、新しい信徒を一層弱い存在へと自動的に組み従えて巨大化します。この「宗教」というシステムの中では、たとえ「人助け」と思われる組織行動のなかにも人間支配のエネルギーが働いていることに気付いてください。
「精神学協会」とは
精神学協会は、人間が光の層へ至る唯一の「光の道すじ」を示し、新しい世界を創造するための学びの場です。精神学の基礎となる「最終知識」をはじめ、精神世界について学びたいと思った人がその扉を開くための基礎的な知識が、インターネットという現代だからこそ利用できるツールによって、誰もがアクセスできる中空に置かれています。まずはそれらを読み、自ら考えてみてください。
「普通の人」が覆いかぶせられているもの
人間はありのままの世界を見ているのではありません。自らがつくりだした自分の小宇宙のなかで生きているのです。下のイラストを見てください。その様子はまるで、ピラミッドを頭からすっぽりかぶっているようなものです。このピラミッドは内側が鏡になっていて、見えるのは自分自身かあるいは自分より下位の世界です。不幸にしてこれまで「普通の人」はこのような状態におかれていたのです。
ひとりひとりの人間の脳がつくりだしたこの小宇宙のなかでは、上位の精神世界は見えません。この狭い宇宙を集めてさらに大きなピラミッド状にしたものが宗教団体だとも言えるでしょう。このヒエラルキーにおいては、もはや手足も必要ありません。人間支配のためにはかえって邪魔になるからかもしれませんね。
この小宇宙を抜け出して、本当の精神世界を考える。
今、このピラミッドがパタンと開き、忽然と様々な精神世界のエネルギーにさらされる人々がいます。あるいは開く用意が整いつつある人々がいます。しかし、そのような状態にいたったとき、潜在意識はともかく、顕在意識(自覚している表面意識)では対応できず混乱を起こすこともありえます。自分の状態を把握できず、宗教や精神科医に向かう人さえいるかもしれません。まず、このサイトの知識を自らの意識に与えてみてください。それは草花の種のように発芽し、やがてあなたを、あなたの小宇宙から解き放つことでしょう。